レインコートを選ぶ際は、「使用目的に合わせていかに雨を防げるか」という機能性に着目することが大切です。一言で機能性といっても「防水性」や「撥水性」などさまざまです。それぞれの違いを適切に理解することで、目的に合ったレインコートを選びやすくなります。
今回は、レインコートの防水性・撥水性の違いや、おすすめのレインウェア4選などを解説します。防水性と撥水性の違いを理解したうえで、自分に最適なレインウェアを見つけられるため、ぜひご覧ください。
レインコートの選び方で重要な要素「防水性」と「撥水性」とは?
レインコートの性能として頻繁に耳にする「防水性」と「撥水性」ですが、それぞれ役割が異なります。それぞれの違いは以下のとおりです。
- 防水性:水を生地の内部に通さない性能
- 撥水性:水を生地の表面で弾く性能
「撥水性が高い=防水性が高い」と考える方もいますが、厳密にいえば違います。撥水性が高く水を弾くレインウェアであっても、生地の内部に一切浸み込まないわけではないのです。
以下では、防水性と撥水性のそれぞれの仕組みや留意点を詳しく解説します。
レインコートの「防水性」の仕組み│耐水圧に大きく左右される
レインコートは布地を縫い合わせた衣類であり、糸と糸の間はどれだけ密に縫っても多少の水分が通ってしまいます。そのため、生地の裏面に防水ラミネート(コーティング)を施し、隙間なく覆うことで、雨の侵入を防ぐ構造になっているのです。

しかし、生地が防水性能を持ったからといっても、防水ラミネートだけでは縫い目から水が通る可能性が高いです。そこで、レインウェアの防水性能をより高めるために、裏地の縫い目に沿ってシームテープという防水テープを貼って水分の侵入を防いでいます。

これらの構造をすべて備えた商品でも、必ずしも「完全防水」であるとは限りません。生地に施されたラミネートの種類や防水構造の違いによって、どれくらいの水の圧力に耐えられるかが異なります。「どれくらいの水の圧力に耐えられるか」と数値化した指標を「耐水圧」といい、防水性の目安として広く使用されています。一般的には「耐水圧が高い=防水性が高い」と考えて問題ありません。
レインコートの耐水圧の目安

耐水圧とは、生地に浸み込もうとする水の圧力に耐える性能数値を指し、高いほど防水性に優れたレインコートといえます。たとえば、耐水圧10,000mmとは、生地の上に高さ10mの水柱(1cm四方)と同じ圧力がかかっても水が染み出さないことを意味します。

日常生活のシーン別に考えた際の耐水圧の目安は、以下のとおりです。
- 500mm(一般的なナイロン傘程度):小雨であれば耐えられる
- 2,000mm:中雨であれば耐えられる(体重75kgの人が濡れた場所に座れる)
- 10,000mm:大雨でも耐えられる
- 11,000mm:濡れた場所へ膝まづくことができる
- 20,000mm:嵐でも耐えられる
耐水圧が10,000mmあれば普段使いでは十分な性能ですが、過酷な本格登山などでは20,000mm以上が求められることがあります。
また、耐水圧は単純な雨の量ではなく、座ったり膝まづいたりする「生地への圧力」にも影響を受ける点に留意しましょう。

レインコートの「撥水性」の仕組み│使い続けると水を弾かなくなる

先ほども説明したとおり、レインコートの「撥水性」とは、生地に落ちた水分を弾く性能を指します。撥水材(シリコン樹脂・フッ素樹脂)で生地の繊維の一本一本を包み込み、疎水性にすることで、表面に付着した水滴を玉状に弾かせている仕組みです。
生地の折り目の隙間が残るため、通気性は残っています。撥水性がしっかりとしたレインウェアの場合、付着した水分はコロコロと落ちていき、軽い雨や汚れであれば少し振るだけで取ることが可能です。
一見すると水分が生地の中に入っていないため、防水性のレインコートと感じるかもしれません。防水性能と撥水性能の両方を合わせもったアイテムも少なくありませんが、撥水性単体では完全に「防水」というわけではないのです。
一般的なヤッケやウインドブレーカーのように撥水性のみが備わったジャケットは、少量の水であれば弾いてくれるものの、長時間もしくは強い水圧がかかると水が生地の内部に染みてきてしまい、防水ジャケットとして機能しません。
つまり撥水性単体では完全な防水機能を備えているとはいえません。防水性とセットで備わることで、レインウェアの快適度を劇的に向上させる役割をもっているのです。
【注意】レインコートを使い続けると撥水性は低下する
使用する環境や頻度によって差はありますが、レインコートを使い続けると繊維表面に加工された撥水効果が低下するため注意が必要です。主な原因は以下の2つです。
- 汚れが付着して水を弾きにくくなる
- 着用や洗濯を繰り返すことで撥水材が生地から剝がれてしまう
撥水性能を維持し続けるためには、適切にメンテナンスや洗濯をすることが求められます。
撥水性を長持ち・復活させるためのメンテナンス方法
レインコートの撥水性を長持ちさせるためには、着用後に乾いた布で水気を拭き取り、汚れを放置せず小まめに洗濯することが大切です。また、着用を繰り返して撥水性が低下してしまっても、以下のようなメンテナンスを行うことである程度復活させられます。
- 市販の撥水スプレーを吹きかける
- ドライヤーなどを用いて熱を加える
ただし、使用する撥水材やレインコートの生地によってはダメージの原因となるため、必ず説明書やメンテナンス方法を確認しましょう。メンテナンス後は直射日光を避け、日陰で干すことが大切です。
防水性に優れたレインウェアおすすめ2選
当店「アメトハレ」がご提供している防水性に優れたおすすめのレインウェアは、以下の2つです。
ここでは、各アイテムの特徴を詳しく解説します。
7591 バッグインレインコート
「7591 バッグインレインコート」は、リュックを背負ったまま着用できるロング丈のレインコートです。リュックを背負わないときは背中のマチを閉じることでスッキリとした見た目で着こなすことができます。
耐水圧10,000mm・透湿度5,000gと高い機能性を有する点が特徴のひとつです。透湿度とは、簡単にいうと「レインウェア内部の蒸れにくさ」のことであり、外部からは雨を侵入させず、汗は外部に蒸発させる快適性を実現します。
また、別売りのレインバイザーを装着できるバイザーシステムも魅力です。手甲カバーや足元の三角布も相まって、自転車での通勤・通学を安全かつ快適にします。
7592 バッグインレインスーツ
「7592 バッグインレインスーツ」の大きな特徴は、レインスーツとズボンのセットアップタイプである点です。基本性能は先述した「7591 バッグインレインコート」と同じですが、ズボンにより下半身をしっかり雨から守ることができ、動きやすさにも優れています。
耐水圧10,000mm・透湿度5,000gと防水性に優れており、リュックを背負ったままの着用も可能です。ジャケットとズボンをそれぞれ着用する必要はありますが、下半身までしっかりとカバーしたい方や、キャンプやアウトドアなどで長時間着用する方などにおすすめです。
また、ヘルメットやレインバイザーの着用に対応しており、背面や右肩にはリフレクターを備えています。カラーは計4種類、サイズもSS〜4L(SS / Sはアイボリーのみ)まで幅広く取りそろえています。
撥水性に優れたレインウェアおすすめ2選
当社「アメトハレ」から発売しているおすすめの撥水性に優れたレインウェアは以下の2つです。
ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説します。
AH-1010 撥水マウンテンパーカー
「AH-1010 撥水マウンテンパーカー」は、雨の日はもちろん晴れの日もおしゃれに着こなせる撥水パーカーです。素材には天然繊維のようなシワ感があり、フードは取り外しできる2WAY仕様となっています。
シルエットはゆったりとした身幅でリラックス感があります。また、インナーに厚手のスウェットやニットも着込んでももたつかないため、コーディネート次第で肌寒い冬場から暖かくなる時期まで長く着用することが可能です。
さらに、UVカット機能を搭載しており、日焼け止めを塗る時間がない日や日焼け止めのベタつき感が苦手な方にもおすすめです。クリーニングや手洗いは不要であり、洗濯機で気軽に洗えます。
AH-1009 撥水ハーフコート
「AH-1009 撥水ハーフコート」は、「AH-1010 撥水マウンテンパーカー」と同シリーズのハーフコートモデルです。
生地には撥水加工が施されており、軽い雨やほこりであれば、はたいて落とすことが可能です。また、UVカット機能や洗濯機で洗えるイージーケアも特徴であり、春先や秋口の羽織りアイテムとして重宝するでしょう。
基本性能は先述したパーカータイプと共通しているため、着用シーンや着こなしに合わせて好みのアイテムを選びましょう。
まとめ│防水性・撥水性に優れたレインコートで雨の日でも快適に活動を!
防水性と撥水性は混同されやすい機能ですが、それぞれ異なる役割を担っています。撥水性を備えたレインコートでも完全に防水できるとは限らないため、それぞれの違いを把握したうえで用途に適したアイテムを選びましょう。
当店「アメトハレ」では、防水性・撥水性を含む機能性やデザイン性で高い評価を得ているレインウェアを多数取りそろえています。「自分にピッタリのレインウェアを選びたい」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
