自分に合ったレインコートを選ぶためには、使用されている素材に着目することが大切です。一言でレインコートといっても、使用されている素材によって機能性や価格帯などが異なります。アイテムの性能によって通学・通勤やアウトドアなど、適した用途が異なるため、「レインコートを何に使うか」を踏まえたうえで、各商品を比較・検討しましょう。
今回は、レインコートの素材一覧や代表的な素材の特徴、当店「アメトハレ」がご提供しているおすすめレインウェアなどを解説します。レインコートの素材に着目したうえで、自分に最適なアイテムが見つかるため、ぜひご覧ください。
【比較表】レインコートの素材一覧
| EVA | PVCラミネート | PUコーティング | TPUラミネート | 高機能防水透湿素材(エントラント) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 防水性 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
| 撥水性 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
| 透湿性 | × | × | ×~◯ | △~◯ | ◎ |
| 耐久性 | – | ◯ | – | ◯ | ◯ |
| ストレッチ性 | × | × | × | 一部の製品で◯ | 一部の製品で◯ |
| 重量 | 軽 | 重 | 軽 | 軽 | 軽 |
| 価格帯 | 低 | 低~中 | 低~中 | 中 | 中~高 |
| 主な用途 | 低価格・コンパクトで非常用やレジャーに | 通勤通学など日常生活のあらゆる用途やワークシーンに | 日常からレジャー、ウォーキング、ゴルフ、軽作業など | 日常からスポーツ、アウトドア、現場作業など | アウトドアや過酷な環境での仕事といった激しいアクティビティに |
レインコートの代表的な素材の特徴とおすすめアイテム
レインコートは使用されている素材によって機能性や価格帯が異なります。ここでは、レインコートの素材として代表的な以下の4つについて、特徴を詳しく解説します。
EVA
EVA(イーブイエー)とは合成樹脂素材の一種であり、非常に軽量である点が特徴です。コストが安価であり、塩素を含まないことから環境にやさしい素材としても知られています。
一方、温度変化や裂傷に弱いという弱点もあります。高温となる車内などに長時間置いておくと劣化の原因となり、一度裂けてしまうと一気に使えなくなる可能性もある点に注意しましょう。コンパクトに荷物をまとめたい非常用やレジャー用、できるだけ安いレインコートを求めている方などにおすすめです。
EVA採用「AH-305 EVAレインポンチョ」
PVCラミネート
PVCラミネートとは、ポリエステルやナイロンなどの表生地の裏にPVC(ポリ塩化ビニール)をラミネートした素材であり、低価格のレインウェアに最も多く使用されています。経年劣化が少ないうえ、丈夫で摩擦にも強い点が魅力です。擦れても劣化しづらく、海水などにも強いため、安心して使用できるでしょう。
一方、ほかの素材と比較して重い傾向があり、劣化するとラミネートがボロボロに剥離してしまいます。早ければ数年で使えなくなることもあります。また、透湿性がないため蒸れやすい点にも注意が必要です。消耗が激しい現場作業などでの使用に適しているでしょう。
PVCラミネート採用「AH-304 ライトレインコート」
PU(ポリウレタン)コーティング
PU(ポリウレタン)コーティングとは、生地の裏面にポリウレタン樹脂をコーティングした防水素材です。PVCラミネートに比べて軽量でしなやかであり、比較的価格も高くありません。機動性と快適性を重視した手ごろなレインウェアに多く採用されています。
また、現在は透湿性を有しているPUコーティング素材も増えています。従来は無透湿の生地のみでしたが、技術の進歩により無数の微細な穴を開け、透湿性を確保したタイプも登場しています。(記事後半「高機能な防水透湿素材」を参照)
PUコーティング採用「7542 ダブルベンチレーションレインスーツ」
TPUラミネート
TPU(熱可塑性ポリウレタン)は、スマートフォンの保護ケースなどにも利用される応用分野の広い樹脂素材です。防水性が高く、加水分解等の劣化が従来のポリウレタン樹脂よりも起きにくいため、軽量ながらも長持ちする傾向があります。さらに、加工方法によって透湿性やストレッチ機能を付け加えることができ、「ストレッチ・透湿・防水・軽量素材」という高機能防水透湿素材も実現できます。
価格帯や性能を見ても高水準でバランスが良く、日常使いからスポーツ、アウトドア、現場作業など幅広いシーンでおすすめです。
TPUラミネート採用「AH-100 ハイポンチョDX」
最先端の高機能防水透湿素材「エントラント(PU系)」
近年では、上記のようなベーシックな防水透湿素材だけでなく、「エントラント(PU系)」のような最先端の高機能防水透湿素材を使ったレインコートも開発されています。
エントラントとは、東レの優れた技術から生まれた機能性とファッション性が調和した防水・撥水・透湿性の高機能なポリウレタン(PU)コーティングの防水透湿素材です。ハニカムミクロポーラス構造(無数の小さな穴構造)により、雨粒よりも小さな穴が外側からの雨粒を通さず、衣服内で水蒸気となった汗は通すという性質を備え、高い防水性と透湿性を両立させています。さらに、生地の表面には撥水コーティングが施されており、生地の上を滑るように水滴を弾きます。
モデルによっては非常に高価ですが、日常だけでなく過酷な環境下での激しいアクティビティにも対応することが可能です。具体的には、スキーやスノーボード、アスレチックを含むスポーツや、激しい雨の日といった気候条件でも快適に使用できます。日常使いをより快適にしたい方はもちろん、アウトドアやスポーツで使用したい方にもおすすめです。
エントラント採用「7251 エントラントレインスーツ」
レインコートの性能を左右する3つの加工
レインコートの性能は、素材の種類だけでなく施されている加工によっても左右されます。特に代表的な加工は、以下の3つです。
ここでは、それぞれの加工の特徴について詳しく解説します。
撥水加工
撥水加工とは、水を生地の表面で弾く性能「撥水性」を施すための加工です。撥水加工を施すことで、生地の表面に水分が落ちてもコロコロと滑り落ちていきます。また、軽い汚れであれば少し振ったり叩いたりするだけで落とすことができます。
レインコートの撥水加工は永続的なものではなく、使い続けることで劣化していきます。撥水性を長持ちさせるためには、使用後に水分を拭き取ったり小まめに洗濯したりするなど、定期的なメンテナンスが重要です。
また、撥水加工が落ちても、市販の撥水スプレーを吹きかけたり、ドライヤーなどの熱を加えることで復活させることができます。
防水透湿加工
防水透湿加工とは、生地に防水性と透湿性を備えるための加工技術です。
- 防水性:水を生地の内部に通さない性能
- 透湿性:生地内部の水蒸気(汗)を外部に逃がす性能
つまり、防水透湿加工が施されたレインコートは、「水を通さず内部が蒸れない」傾向があります。なお、防水性と透湿性の目安は、以下の数値で表せます。
- 耐水圧(mm)
- 透湿度(g/m2/24hrs)
シーリング加工
シーリング加工とは、生地の縫い目やつなぎ目など、水が浸入しやすい箇所に防水テープを貼る加工です。シーリング加工を施すことで、水分が縫い目や針穴から侵入してくることを防止できます。
反対に、シーリング加工が施されていないアイテムは、防水透湿加工が施されていても水が侵入してくる可能性があるため注意が必要です。
まとめ│用途に合わせた素材のレインウェアを選ぼう!
レインウェアの性能や価格は、使用されている素材によって大きく異なります。防水性や撥水性、重量などが異なると使用が適したシーンも変わるため、「何のために使うレインウェアであるか」を明確にしたうえで、目的や予算に合ったアイテムを選ぶことが大切です。
当店「アメトハレ」では、素材の違いを最大限に活かしたレインウェアを多数取りそろえています。多方から高い口コミ・評価をいただいており、目的やご予算に合った商品が見つかるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

